ようやく岩手も暖かくなってきて、夫は春のお出かけの計画を立てるのに忙しそうです。
どうやら、やりたいこと候補をスマホにたくさんメモしてあるよう…。
そんな行きたい場所リストの中から、今回は岩手の南側、一関の猊鼻渓(げいびけい)に川下りに行ってきました!
盛岡から高速道路を利用して、車で約1時間半。一関の猊鼻渓に到着!
11時の回を事前に予約して行きました!
往復の舟下りと散策で、所要時間は約90分だそうです。
舟発着場でお手洗いに行ったり、鴨のエサを買ったり、顔出し看板で写真を撮ったりして出港時間を待ちました。
良いお天気!この日の一関は最高気温が23度。盛岡より暖かいですね。
いよいよ出発!
想像よりもずっと安定感のある舟。こういう舟って乗っている時に立ち上がるのはたいていNGですが、子供が移動しても特に何も言われませんでした。
なんと手作りで舟を作っているそうで、途中で造船所も通ります。車検ならぬ船検(初めて聞いた)もしっかり行っているので、安全性もバッチリだとか。
の~んびり川をのぼっていくと、舟の横を鴨がついて泳いできます。
娘ちゃんは大喜びでエサをあげていました。
もう少しするとコガモが生まれて一緒についてくるそうです。(見たかった!)
出発してすぐに、岸から舟全体の記念撮影をしてくれます。写真は最後に出来上がりを確認してから買えるので、ご希望の方はぜひ♪(1400円でした)
行きのかなり早い段階で、毘沙門窟が現れます。
長さ約30mの鍾乳洞で、コウモリの生息地でもあるそう。毘沙門天様が祀られていて、舟の上からお賽銭を投げられます。ただし、あっという間に通り過ぎてしまうので、お賽銭を入れたい方は最初から準備しておいた方が良さそうです。
慌ててお財布から小銭を出して娘ちゃんと投げ入れましたが、全く届かず…。
帰りは近寄らないので、お参りしたい方は進行方向の右側に乗船すると良いです。ちなみに、乗船する時は船尾が奥に向いているので、乗り込んで左手になりますね。
中ほどまで行くと、ちょうど帰りの船とすれ違います。船頭さんが『げいび追分』を歌っていて、とっても風情があります。
季節によっては桜や富士が咲いていたり、紅葉が楽しめたり、12月~2月はこたつ舟になるそうです!
「今はちょうどな~んにも無いね。なんでこんな時に来たのかな?」と笑いを誘う船頭さんのおしゃべりも満喫できます。次に何が現れるんだろう?のワクワク感と、ツアーの楽しさが船頭さんの力量に左右されるあたりが、ディズニーランドのジャングルクルーズみたいだなと思いました(笑)
舟着き場に到着です。降りてしばしお散歩タイムです。
橋を渡ると「運玉」なりものが売っているので、これを買って運玉投げをします!
運玉は運・寿・福・縁・願・恋・愛・絆・禄・財の10種類。
パパは運、ママは縁、娘ちゃんは禄を選びました。禄ってお給料…。渋い(笑)
この運玉を、願掛けの穴に投げ入れます。難しい!!!
ママと娘ちゃんは全く届かず。パパは近くまでいくのになかなか入らず、惜しい!ついつい意地になって3回も挑戦しちゃいました。
船頭さんの声掛けで船に戻ります。舟着き場にはお手洗いもあるので、心配な方は済ませてから乗船。
帰りは船頭さんの歌を聞きながらの舟下りです。『げいび追分』は北海道の江差追分が元になっているそう。
マスクをして歌うのはかなり辛いとおっしゃっていましたが、とても風情があります。
舟下りができる川は日本全国にありますが、猊鼻渓は最北端だそうです。そして竿一本で舟を漕ぐのは日本でここだけ。
「運玉投げが入らなかった人は、ぜひうんだまんじゅうを買って食べてね」とオススメされます(笑)
記念写真はお店を出て左手に売っています。
微妙な時期に来てしまいましたが、それでも大満足でした!また違った景色が楽しめそうな季節に訪れたいと思います。
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